山で暮らせば・・・ブログ

上高地の山荘での暮らし、山を想いながらの街での暮らし、山歩きのことなどをゆっくりと書いていきます。

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柳と風とプリキュア

春休みの帰省中にあっちゃんとなっちは、じいちゃんに映画を観に連れて行ってもらった。
前から待ちに待っていた「プリキュア」で、もちろん大喜びだった。

家に帰ってからもその余韻覚めやらず、昨日も映画館でもらったサンバイザーをかぶって、大事に持って帰ってきたキャラクター入りのポップコーンの空きカップとタンブラーに、お菓子とジュースを詰め直してもらって、レンタルしてきた何年か前の「プリキュア」を観ていた。ピンチの時にペンライトで応援できるよう部屋もしっかり暗くして。(興味のない人には何のことだかさっぱり分からないでしょうね。)

あと一二年はこんな光景が続きそうだけれども、その一方で成長した姿を見ることもある。

1年以上前になる秋のこと、休日にかみさんがDVDを観ていたら、いつの間にか当時小学2年のあっちゃんが加わってそのまま最後まで食いついていた。
子ども向けでないものも分かるようになってきたのか、それなら私も一緒に観てみたいと思って、手始めに主人公が子どもの「柳と風」というイランの映画を選んできた。
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柳と風 WILLOW AND WIND [DVD]

前に観た子どもが主役のイラン映画もとても気に入っていたし、なにより、変身もない、魔法もない、爆発もない地味な映画をどう思うだろうという親の興味もあった。
それに心にじんわりしみてくるようなものを好きになってくれたら、という期待もあって選んだ。

「少年は教室のガラスを割ってしまった。
夕暮れまでに新しいガラスを持ってこないと教室に入れてもらえない」
という宣伝文の通り、ガラスを買いに行って運ぶだけの筋だ。ただし、大人の手を借りずにやるとなると困難な物語になる。

大きなガラスを両腕を伸ばして下から持ち、あごではさんで支えて、
でこぼこの山道を延々と歩かねばならない。
風にあおられ雨に打たれ、いまにも割ってしまいそうで観るほうはハラハラ。

「かわいそう」とあっちゃんは何度もつぶやいた。
私は同じ年くらいのわが子と少年の姿を重ねた。

長いので途中で区切った夜、娘は「みなきゃよかった。かわいそうで悲しくなった。」と布団に入った。

翌日、続きを観た。あっちゃんも気を取り直して観た。
主人公が無事に教室まで着いて、机と椅子を重ねて高い窓にガラスを合わせ、あとはパテで固定するだけのところで落として割ってしまった。
そのため、再びガラス屋へと、閉店に間に合うよう駆けて行く、その途中で映画は終わる。

突然終わってあっちゃんも意外だったようだ。そのあとどうなっただろうと話し合った。
最後のシーン、夕焼けの丘で会った上級生のオートバイに乗せてもらって走り去る。
きっと彼に手伝ってもらって窓を直せただろう、と想像をふくらませた。
それはあっちゃん自身の希望の反映に過ぎなかったかもしれないけれども、心の底から同意した。

そして娘の感想は前日とはかわって「みてよかった。おもしろかった」になった。
「せつない」などという言葉はまだよく分からないかもしれないが、心にひだがひとつ増えたかもしれないと思った。

テーマ:パパの育児 - ジャンル:育児

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