山で暮らせば・・・ブログ

上高地の山荘での暮らし、山を想いながらの街での暮らし、山歩きのことなどをゆっくりと書いていきます。

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陸の孤島とインフルエンザ

5月15日から20日まで上高地へ来るためのただひとつの道路が通行止めになった。

5月14日に落石があって、その対応の作業をしているところにさらに落石が起き、死傷事故になってしまった。そこで、その付近の不安定な石を全部落として、金網や防護柵でしっかりした対策をするための工事期間中、通行止めになったのだ。

少しおおげさにわかりやすく言うと「陸の孤島」である。
とはいうものの、幸いちょうど街で買い物してきたところだったので、食べるものはあった。さらに、テレビや電話、インターネットにもつながっているので、孤立感や不安感はなかった。

おりしもテレビでは新型インフルエンザのニュースばかり。
それを見てとても身につまされる思いをした。
陸の孤島にいて、そんなわけないだろうと思われるだろうが、実はそうでもない。

その頃、神戸や大阪で感染が見つかって、国内で広まっていることが明らかになった。画面いっぱいにマスクをした通勤客が歩いている。
上高地でもたまにマスク姿の人を見かけるが、こちらは花粉症である。
ここまでは遠い世界の話だと見ていた。

ところが、学校が休校になったとか、保育園がお休みで育児のために仕事に行けなくて困っているお母さんの話題も出てきた。

ふと、となりを見ると、通行止めで保育園に行けない者がうちにも1名
「とうちゃん あそぼ」
「かあちゃん あそんで」
と言うのにつき合いながら、あるいは、なだめすかして手伝わせながら山荘の仕事をまわしている。

そんなわけで、隔離された山の中にいて、インフルエンザの都会に、ひじょうに共感してしまった。
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上高地の気候と高度になじんできた

上高地に入って2週間たって、身も心もここの気候と1500メートルの高度になじんできた。

今年は暖かい。
4月下旬の小屋開けのとき、すでに山荘の周りに雪はほとんどなかった。
フキノトウの一群がしっかりと頭をもたげて、「おー、やっと来たかー」と迎えられた。

いつもの年ならもっと寒くて、最初の日なんてストーブを焚いても焚いても、ちっとも暖かくならない。
ひと冬を越した山荘は、床も壁も柱も「凍てついて」いて、熱が吸いとられてしまうからだ。
真冬には室内でも氷点下15度くらいまで冷えることもあるんじゃないかと思う。

「さあ、山荘中を解凍するぞ」と意気込んでみたところが、今年は思いのほかすぐに部屋が暖まってしまった。

ゴールデンウィークの日中には、半袖姿で散策している人も見かけた。
とはいうものの、朝夕のみならず日によっては昼間でもストーブをつけることがある。
諏訪から移ってくると暦が1か月ほど逆戻りするような感じだ。
東京や大阪からだと2か月近くになるかもしれない。

連休前の開山祭は雪も舞う天気で、式典の間、通行人の整理のためにじっと立っていたら、体の芯から冷えた。
冬用の登山ウェアを着ていたのにもかかわらずである。

この寒暖の差に慣れるには、やはりしばらく時間がかかった。
先週の雨も、3000メートル近くの山の上は雪だったようで、残雪の白い領域が広がっていた。
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